カイハラデニムができるまで②

写真はインディゴに染めた糸をほぐしたものです。
デニム特有の色落ちが楽しめる秘密は、
この工程で染め具合を調節し芯が白く残っているからなのです。

カイハラデニムはいかにしてつくられるのか。

今回は糸を染める工程をご紹介します。

前回ご紹介した糸を紡ぐ工程はほぼ無人でしたが、

ここからは人の手や眼によって管理されていきます。

前工程で紡績された糸は8~900本で束ねられ、ロープ状にされていきます。

その糸は人の手でセットされるとのこと(大変な重労働…)

ロープ状にされた糸は一度洗いをかけてから

いよいよ!インディゴに染められていきますよ~

ところでみなさん、インディゴは染める前から藍色ではありません。

ご存知でしたか?

糸に染料がつくと初めはなんと緑色になるんです。

それが天井高くまで上げられ↑降りてくる↓ころには

空気に触れて酸化し藍色に変化しているのです。

それを何度も繰り返すことで鮮やかなインディゴブルーになるんです。

おどろきですね~

吉舎工場でのインディゴ染めは12回連続で染色できるそうです。

1回目と12回目では色の濃さにも大きな差が出てきます。

ここで染めた糸を抜き取り、以前と比べて色の差が出ていないかきちんと管理され、

基準をクリアしないものは染め直しされるそうです。

まさにカイハラクオリティですね。

次回は織りの工程をご紹介します。(T)

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